■物知りぬべき顔したる神官を呼びて、「この御社の獅子の立てられ様、定めて習ひある事に侍らん。ちと承らばや。」と言はれければ、
| 物 | ー |
| 知り | ラ行四段活用「しる」の連用形 |
| ぬ | 強意の助動詞「ぬ」の終止形 |
| べき | 推量の助動詞「べし」の連体形 |
| 顔 | ー |
| し | サ行変格活用「す」の連用形 |
| たる | 存続の助動詞「たり」の連体形 |
| 神官 | ー |
| を | 格助詞 |
| 呼び | バ行四段活用「よぶ」の連用形 |
| て、 | 接続助詞 |
| 「こ | 代名詞 |
| の | 格助詞 |
| 御社 | ー |
| の | 格助詞 |
| 獅子 | ー |
| の | 格助詞 |
| 立てられ様、 | 名詞またはタ行下二段活用「たつ」の未然形+尊敬/受身の助動詞「らる」の連体形 |
| 定めて | 副詞 |
| 習ひ | ー |
| ある | ラ行変格活用「あり」の連体形 |
| 事 | ー |
| に | 断定の助動詞「なり」の連用形 |
| 侍ら | 丁寧の補助動詞・ラ行変格活用「はべり」の未然形 |
| ん。 | 推量の助動詞「む」の終止形 |
| ちと | 副詞 |
| 承ら | ラ行四段活用「うけたまはる」の未然形 |
| ばや。」 | 終助詞 |
| と | 格助詞 |
| 言は | ハ行四段活用「いふ」の未然形 |
| れ | 尊敬の助動詞「る」の連用形 |
| けれ | 過去の助動詞「けり」の已然形 |
| ば、 | 接続助詞 |
■「その事に候ふ。さがなき童どもの仕りける、奇怪に候う事なり。」とて、さし寄りて、据ゑ直して、往にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。
| 「そ | 代名詞 |
| の | 格助詞 |
| 事 | ー |
| に | 断定の助動詞「なり」の連用形 |
| 候ふ。 | 丁寧の補助動詞・ハ行四段活用「さうらふ」の終止形 |
| さがなき | 形容詞・ク活用「さがなし」の連体形 |
| 童ども | ー |
| の | 格助詞 |
| 仕り | ラ行四段活用「つかまつる」の連用形 |
| ける、 | 過去の助動詞「けり」の連体形 |
| 奇怪に | 形容動詞・ナリ活用「きくゎいなり」の連用形 |
| 候う | 丁寧の補助動詞・ハ行四段活用「さうらふ」の連体形 |
| 事 | ー |
| なり。」 | 断定の助動詞「なり」の終止形 |
| と | 格助詞 |
| て、 | 接続助詞 |
| さし寄り | ラ行四段活用「さしよる」の連用形 |
| て、 | 接続助詞 |
| 据ゑ直し | サ行四段活用「すゑなほす」の連用形 |
| て、 | 接続助詞 |
| 往に | ナ行変格活用「いぬ」の連用形 |
| けれ | 過去の助動詞「けり」の已然形 |
| ば、 | 接続助詞 |
| 上人 | ー |
| の | 格助詞 |
| 感涙 | ー |
| いたづらに | 形容動詞・ナリ活用「いたづらなり」の連用形 |
| なり | ラ行四段活用「なる」の連用形 |
| に | 完了の助動詞「ぬ」の連用形 |
| けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
※現代語訳:
徒然草『丹波に出雲といふ所あり』わかりやすい現代語訳(口語訳)と解説
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著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。