テストに役立つ!『これも仁和寺の法師』の品詞分解
このテキストでは、
徒然草の一節「
これも仁和寺の法師」の品詞分解を記しています。
徒然草とは
徒然草は
兼好法師によって書かれたとされる随筆です。
清少納言の『
枕草子』、
鴨長明の『
方丈記』と並んで「
古典日本三大随筆」と言われています。
現代語訳
徒然草『これも仁和寺の法師』わかりやすい現代語訳と解説
品詞分解
※名詞は省略しています。
■これも仁和寺の法師、童の法師にならむとする名残とて、おのおの遊ぶことありけるに、酔ひて興に入るあまり、傍らなる足鼎を取りて、頭にかづきたれば、つまるやうにするを、
これ | 代名詞 |
も | 係助詞 |
仁和寺 | ー |
の | 格助詞 |
法師、 | ー |
童 | ー |
の | 格助詞 |
法師 | ー |
に | 格助詞 |
なら | ラ行四段活用・未然形 |
む | 意志の助動詞・終止形 |
と | 格助詞 |
する | サ行変格活用・連体形 |
名残 | ー |
とて、 | 格助詞 |
おのおの | 副詞 |
遊ぶ | バ行四段活用・連体形 |
こと | ー |
あり | ラ行変格活用・連用形 |
ける | 過去の助動詞・連体形 |
に、 | 格助詞 |
酔ひ | ハ行四段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
興に入る | 連語または、名詞「興」+格助詞「に」+ラ行四段活用の連体形「入る」 |
あまり、 | ー |
傍ら | ー |
なる | 存在の助動詞・連体形 |
足鼎 | ー |
を | 格助詞 |
取り | ラ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
頭 | ー |
に | 格助詞 |
かづき | カ行四段活用・連用形 |
たれ | 完了の助動詞・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
つまる | ラ行四段活用・連体形 |
やうに | 比况の助動詞・連用形 |
する | サ行変格活用・連体形 |
を、 | 格助詞 |
■鼻を押し平めて、顔をさし入れて舞ひ出でたるに、満座興に入ること限りなし。
鼻 | ー |
を | 格助詞 |
おし平め | マ行下二段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
顔 | ー |
を | 格助詞 |
さし入れ | ラ行下二段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
舞ひ出で | ダ行下二段活用・連用形 |
たる | 完了の助動詞・連体形 |
に、 | 格助詞 |
満座 | ー |
興 | ー |
に | 格助詞 |
入る | ラ行四段活用・連体形 |
こと | ー |
限りなし。 | 形容詞・ク活用・終止形 |
■しばしかなでてのち、抜かむとするに、おほかた抜かれず。
しばし | 副詞 |
かなで | ダ行下二段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
のち、 | ー |
抜か | カ行四段活用・未然形 |
む | 意志の助動詞・終止形 |
と | 格助詞 |
する | サ行変格活用・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
おほかた | 副詞 |
抜か | カ行四段活用・未然形 |
れ | 可能の助動詞・未然形 |
ず。 | 打消の助動詞・終止形 |