新規登録 ログイン

9_80 文法 / 文法

徒然草『家居のつきづきしく』の品詞分解(助動詞など)

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
テストに役立つ!徒然草『家居のつきづきしく』の品詞分解

このテキストでは、徒然草の一節「家居のつきづきしく」(家居のつきづきしく、あらまほしきこそ~)の品詞分解を記しています。




現代語訳

徒然草『家居のつきづきしく』の現代語訳


徒然草とは

徒然草兼好法師によって書かれたとされる随筆です。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。


品詞分解

※名詞は省略しています。



家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。よき人の、のどやかに住みなしたる所は、さし入りたる月の色も、ひときはしみじみと見ゆるぞかし。

家居
格助詞
つきづきしく、形容詞・シク活用・連用形
あらまほしき形容詞・シク活用・連体形
こそ、係助詞
格助詞
宿り
格助詞
係助詞
思へハ行四段活用・已然形
ど、接続助詞
あるラ行変格活用・連体形
もの
なれ。断定の助動詞・已然形
よき形容詞・ク活用・連体形
の、格助詞
のどやかに形容動詞・ナリ活用・連用形
住みなしサ行四段活用・連用形
たる存続の助動詞・連体形
は、係助詞
さし入りラ行四段活用・連用形
たる存続の助動詞・連体形
格助詞
も、係助詞
ひときは副詞
しみじみと副詞
見ゆるヤ行下二段活用・連体形
係助詞
かし。終助詞



今めかしくきららかならねど、木立ものふりて、わざとならぬ庭の草も心ある樣に、簀子・透垣の頼りをかしく、うちある調度もむかし覚えてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ。

今めかしく、形容詞・シク活用・連用形
きららかなら形容動詞・ナリ活用・未然形
打消の助動詞・已然形
ど、接続助詞
木立
ものふりラ行上二段活用・連用形
て、接続助詞
わざと副詞
なら断定の助動詞・未然形
打消の助動詞・連体形
格助詞
係助詞
あるラ行変格活用・連体形
に、断定の助動詞・連用形
簀子・透垣
格助詞
たより
をかしく、形容詞・シク活用・連用形
うちあるラ行変格活用・連体形
調度
係助詞
むかし
覚えヤ行下二段活用・連用形
接続助詞
やすらかなる形容動詞・ナリ活用・連体形
こそ、係助詞
心にくし形容詞・ク活用・終止形
格助詞
見ゆれ。ヤ行下二段活用・已然形


【ちょっと復習「あらまほし」の意味は?】

1ページへ戻る
前のページを読む
1/3
次のページを読む

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
『教科書 精選古典B 』三省堂
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
『教科書 古典B 古文編』 桐原書店
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 191,714 pt 
 役に立った数 343 pt 
 う〜ん数 46 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。