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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

小倉百人一首一覧(暗記に役立つ現代語訳・意味・解説つき)

著者名: 走るメロス
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暗記に役立つ百人一首一覧

このテキストでは、(小倉)百人一首に収録されている100首を一覧で紹介しています。(随時更新予定。)

百人一首の覚え方

暗記に役立つよう、それぞれの歌に番号、詠み手、ひらがなでの読み方、そして現代語訳・口語訳を記載しています。さらに詳しく知りたい場合は、歌が詠まれた背景、歌の意味、品詞分解や文法(句切れ、掛詞、歌枕、枕詞、縁語etc...)などを解説したテキストのリンクを張っているので、参考にしてみてください。

目次

1~10
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百人一首1~10

1.天智天皇(てんちてんのう)

原文

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ

ひらがなでの読み方

あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ

現代語訳

秋の稲田に作られた仮小屋で過ごしていると、屋根の覆いが粗いので、私の袖はしきりに夜露で濡れることです。

※歌の解説


2.持統天皇(じとうてんのう)

原文

過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

ひらがなでの読み方

はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすちょう あまのかぐやま

現代語訳

春が過ぎて夏がやって来たらしいです。(夏になると)真っ白な衣を(干して)乾かすという天の香具山に(真っ白な衣が干されています)。

※歌の解説


3.柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ)

原文

あしひきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも

ひらがなでの読み方

あしひきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ

現代語訳

山鳥の尾の、あの垂れ下がった尾のような長い長い夜を、私は独り寂しく寝るのだろうなあ。

※歌の解説


4.山部赤人(やまべ の あかひと)

原文

田子の浦に うち出でみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ

ひらがなでの読み方

たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ

現代語訳

田子の浦に出て見ると、真っ白に、富士山の高い峰に雪が降っていることだよ。

※歌の解説


5.猿丸大夫(さるまるのたいふ/だゆう)

原文

奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

ひらがなでの読み方

おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こえきくときぞ あきはかなしき

現代語訳

人里離れた奥深い山で紅葉を踏み分けて鳴いている鹿の声を聞くときこそ、秋は悲しい(と感じられることだよ。)

※歌の解説


6.大伴家持(おおとも の やかもち)

原文

かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける

ひらがなでの読み方

かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける

現代語訳

その1

かささぎが(天の川に)渡した橋に降りた霜が白いのを見ると、夜が更けたのだな(と感じます)

その2

宮中の御階に降りた霜が白いのを見ると、夜が更けたのだな(と感じます)


※歌の解説


7.阿倍仲麻呂/安倍仲麿(あべ の なかまろ)

原文

天の原 振りさけ見れば 春日なる 三笠の山に出でし月かも

ひらがなでの読み方

あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも

現代語訳(口語訳)

広々とした空をはるかに仰ぎ見ると、(私のふるさとの)春日にある三笠の山の上に出る月(と同じ月)であることよ。

※歌の解説


8.喜撰法師(きせんほうし)

原文

わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり

ひらがなでの読み方

わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり

現代語訳

私の粗末な小屋は都の東南にあって、このように(心安らかに)住んでいる。(それなのに)世の中を憂えて住む宇治山だと世間の人々は言っているそうだ。

※歌の解説


9.小野小町(おの の こまち)

原文

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

ひらがなでの読み方

はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに

現代語訳

花の色は色あせてしまったことよ、長雨が降り続く間に。むなしく私もこの世で月日を過ごしてしまった、物思いにふけっている間に。

※歌の解説


10.蝉丸(せみまる)

原文

これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関

ひらがなでの読み方

これやこの いくもかえるも わかれては しるもしらぬも あふさかのせき

現代語訳

これがまぁ、(京を離れて)行く人も(京に)帰る人も、知っている人も知らない人も別れては出会いを繰り返すという逢坂の関なのだ。

※歌の解説

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
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