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伊勢物語『月やあらぬ』の品詞分解

著者名: 走るメロス
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■またの年の正月に、梅の花盛りに、去年を恋ひて、行きて、立ちて見、ゐて見、見れど、去年に似るべくもあらず。


単語品詞敬意の向き
またーー
の格助詞ー
年ーー
の格助詞ー
正月ーー
に、格助詞ー
梅ーー
の格助詞ー
花盛りーー
に、格助詞ー
去年(こぞ)ーー
を格助詞ー
恋ひハ行上二段活用「こふ」の連用形ー
て、接続助詞ー
行きカ行四段活用「ゆく」の連用形ー
て、接続助詞ー
立ちタ行四段活用「たつ」の連用形ー
て接続助詞ー
見、マ行上一段活用「みる」の連用形ー
ゐ、ワ行上一段活用「ゐる」の連用形ー
て接続助詞ー
見、マ行上一段活用「みる」の連用形ー
見れマ行上一段活用「みる」の已然形ー
ど、接続助詞ー
去年ーー
に格助詞ー
似るナ行上一段活用「にる」の終止形ー
べく当然の助動詞「べし」の連用形ー
も係助詞ー
あらラ行変格活用「あり」の未然形ー
ず。打消の助動詞「ず」の終止形ー



■うち泣きて、あばらなる板敷に、月の傾くまで伏せりて、去年を思ひ出でて詠める。

単語品詞敬意の向き
うち泣きカ行四段活用「うちなく」の連用形ー
て、接続助詞ー
あばらなるナリ活用の形容動詞「あばらなりの」連体形ー
板敷ーー
に、格助詞ー
月ーー
の格助詞ー
傾くカ行四段活用「かたぶく」の連体形ー
まで副助詞ー
伏せサ行四段活用「ふす」の已然形ー
り存続の助動詞「り」の連用形ー
て、接続助詞ー
去年ーー
を格助詞ー
思ひ出でダ行下二段活用「おもひいづ」の連用形ー
て接続助詞ー
詠めマ行四段活用「よむ」の已然形ー
る。完了の助動詞「り」の連体形ー



■「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」と詠みて、夜のほのぼのと明くるに、泣く泣く帰りにけり。

単語品詞敬意の向き
「月ーー
や係助詞ー
あらラ行変格活用「あり」の未然形ー
ぬ打消の助動詞「ず」の連体形ー
春ーー
や疑問の係助詞・係り結びー
昔ーー
の格助詞ー
春ーー
なら断定の助動詞「なり」の未然形ー
ぬ打消の助動詞「ず」の連体形・係り結びー
わ代名詞ー
が格助詞ー
身ーー
ひとつーー
は係助詞ー
もとーー
の格助詞ー
身ーー
に断定の助動詞「なり」の連用形ー
して」接続助詞ー
と格助詞ー
詠みマ行四段活用「よむ」の連用形ー
て、接続助詞ー
夜ーー
の格助詞ー
ほのぼの副詞ー
と格助詞ー
明くるカ行下二段活用「あく」の連体形ー
に、格助詞ー
泣く泣く副詞ー
帰りラ行四段活用「かへる」の連用形ー
に完了の助動詞「ぬ」の連用形ー
けり。過去の助動詞「けり」の終止形ー


現代語訳

伊勢物語『月やあらぬ』の現代語訳と解説


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著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は3億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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