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伊勢物語『月やあらぬ』の品詞分解

著者名: 走るメロス
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『伊勢物語 月やあらぬ』

このテキストでは、伊勢物語の一節「月やあらぬ」(昔、東の五条に大后の宮おはしましける西の対に〜)の品詞分解を記しています。



※現代語訳はこちら:伊勢物語『月やあらぬ』の現代語訳と解説

※伊勢物語は平安時代初期に書かれた歌物語です。作者は未詳ですが、在原業平がモデルではないかと言われています。

品詞分解

※名詞は省略しています。


昔、東の五条に大后の宮おはしましける西の対に、住む人ありけり。それを、本意にはあらで、こころざし深かりける人、行きとぶらひけるを、正月の十日ばかりのほどに、ほかに隠れにけり。

昔、
格助詞
五条
格助詞
大后の宮
おはしましサ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
西
格助詞
に、格助詞
住むマ行四段活用・連体形
ありラ行変格活用・連用形
けり。過去の助動詞・終止形
それ代名詞
を、格助詞
本意
断定の助動詞・連用形
係助詞
あらラ行変格活用・未然形
で、接続助詞
心ざし
深かり形容詞・・ク活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
人、
行きカ行四段活用・連用形
とぶらひハ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
を、接続助詞
正月
格助詞
十日
ばかり副助詞
格助詞
ほど
に、格助詞
ほか
格助詞
隠れラ行下二段活用・連用形
完了の助動詞・連用形
けり。過去の助動詞・終止形



あり所は聞けど、人の行き通ふべき所にもあらざりければ、なほ憂しと思ひつつなむありける。

あり所
係助詞
聞けカ行四段活用・已然形
ど、接続助詞
格助詞
行き通ふハ行四段活用・終止形
べき可能の助動詞・連体形
断定の助動詞・連用形
係助詞
あらラ行変格活用・未然形
ざり打消の助動詞・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
なほ副詞
憂し形容詞・ク活用・終止形
格助詞
思ひハ行四段活用・連用形
つつ接続助詞
なむ係助詞
ありラ行変格活用・連用形
ける。過去の助動詞・連体形


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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 精選古典B 』三省堂

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