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古文単語「あく/明く」の意味・解説【カ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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カ行下二段活用「あく/明く」の意味・使用例

このテキストでは、カ行下二段活用の動詞「あく/明く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「あく」には
①明く
飽く
開く/空く
などの用法があるが、ここでは「①明く」を扱う。

カ行下二段活用

未然形あけ
連用形あけ
終止形あく
連体形あくる
已然形あくれ
命令形あけよ


意味1:自動詞

夜が明ける、明るくなる

[出典]九月二十日のころ 徒然草
「九月二十日のころ、ある人に誘はれたてまつりて、明くるまで月見ありく事侍りしに...」

[訳]:九月二十日のころに、あるお方に誘われ申し上げて、夜が明けるまで月を見て歩きまわることがございましたが...


意味2:自動詞

年が明ける、年が改まる

[出典]:祇王 平家物語
「かくて今年も暮れぬ。明くる春の頃...」

[訳]:このようにして今年も暮れました。年が明けて春の頃...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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