伊勢物語『ゆく蛍』
ここでは伊勢物語の中の『ゆく蛍』の品詞分解をしています。
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伊勢物語『ゆく蛍・行く蛍』の現代語訳・口語訳
品詞分解
※名詞は省略してあります。
昔、
男
あり(ラ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
人
の(格助詞)
娘
の(格助詞)
かしづく(カ行四段活用・連体形)、
いかで(副詞)
こ(代名詞)
の(格助詞)
男
に(格助詞)
もの
言は(ハ行四段活用・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
と(格助詞)
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
うち出で(ダ行下二段活用・未然形)
む(婉曲の助動詞・連体形)
こと
かたく(形容詞・ク活用・連用形)
や(係助詞)
あり(ラ行変格活用・連用形)
けむ(過去推量の助動詞・連体形)、
もの病み
に(格助詞)
なり(ラ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
死ぬ(ナ行変格活用・終止形)
べき(推量の助動詞・連体形)
時
に(格助詞)、
「かく(副詞)
こそ(係助詞)
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
しか(過去の助動詞・已然形)。」
と(格助詞)
言ひ(ハ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
を(格助詞)、
親
聞きつけ(カ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
泣く泣く(副詞)
告げ(ガ行下二段活用・連用形)
たり(完了の助動詞・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
惑ひ来(カ行変格活用・連用形)
たり(完了の助動詞・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ど(接続助詞)、
死に(ナ行変格活用・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
つれづれと(副詞)
籠りをり(ラ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。