1個の分子が壁に1度ぶつかったときにおこる力積
1辺の長さがl、体積がVの立方体の容器の中に、質量mの分子N個からなる理想気体を入れます。図のようにx、y、z軸をとってx軸と垂直な壁1枚に分子がぶつかったときのことを考えてみましょう。
1つの分子の成分をv、x、y、zの成分をそれぞれ
とします。
分子は、壁に向かって
で進み、壁にぶつかったあと跳ね返ってきます。
このとき壁が受けた力積は2mvとなります。
次の図を参照してみてください。
この衝突で
分子と壁が受ける力積と大きさは等しいのですが、向きだけが逆になるので、分子が受ける力積は
-2mvとなります。
ここから少しながい説明になるので、続きは
次のテキストにしましょう。