等差数列と等比数列
決められた規則に従って並んでいる数字の列のことを
数列という。
例えば、
1,3,5,7,9,11,13・・・
この数列は、左の数字に2を足すと次の数字になるという規則に従っている。また
1,2,4,8,16,32・・・
この数列は、左の数字に2をかけると次の数字になるという規則に従っている。このような数列の最初の項のことを、
初項という。
一定の数を足すことで次の項が得られる数列のことを
等差数列と言い、
一定の数をかけることで次の項が得られる数列のことを
等比数列という。等差数列において足す数字のことを
公差(dで表す)と言い、等比数列においてかける数字のことを
公比(rで表す)ことも覚えておこう。
例で出した
1,3,5,7,9,11,13・・・という数列は、初項が1で公差が2の等差数列であり、
1,2,4,8,16,32・・・という数列は、初項が1で公比が2の等比数列となる。
等差数列と等比数列を式で表す
等差数列と等比数列は、式で表すことができる。n番目の項のことを

、公差をd、公比をrとしたとき
と書く。nにはそれぞれ数字が入る、例えばnに1をいれて
とした場合、数列の2番目の項は、1番目の項にdを加えて求められることを意味する。また
とした場合、数列の2番目の項は、1番目の項にrをかけて求められることを意味する。