フックの法則
ここでは、
フックの法則というバネに関する法則をみていきましょう。理科で使う「バネ」とは、次の図のようなものですので頭にいれておきましょう。
このバネになにか重りをつけたときに、バネは下に伸びますね。バネがどれだけ伸びたかは、どれだけ重さを加えたのかによって決まるのですが、実はこれに規則性があります。バネがどれけ伸びるのか、はどれだけ重さがかかったかに比例するのです。この法則のことを
フックの法則と言います。重さの単位はN(ニュートン)を使います。
注意したいのは、
バネ全部の長さではなく、バネがどれだけ伸びたかを基準としていることです。
練習問題
では実際にバネがどれだけ伸びたのかを計算で求めて見ましょう。
2Nの力を加えると5cm伸びるバネがあります。では、4N加えたときにはこのバネは何cm伸びるでしょうか?
重さとバネの伸びは比例の関係にあるので、次の式がなりたちます。
何cm伸びるのかをxとおくと
2(N):5(cm)=4(N):x(cm)
この式を解いていくと
x=10cm
が求まります。つまりこのバネは4Nの力を加えると10cm伸びるということですね。比例式の解き方がわからない人は数学の先生にきいてみましょう!