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古文単語「ききつく/聞き付く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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ききつく/聞き付く

このテキストでは、古文単語「ききつく/聞き付く」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

「ききつく」には次の2通りの用法がある。
①カ行四段活用
②カ行下二段活用

①カ行四段活用

未然形ききつか
連用形ききつき
終止形ききつく
連体形ききつく
已然形ききつけ
命令形ききつけ


意味:自動詞

耳を傾ける、聞き入る

[出典]:源氏物語 紫式部
「物の音に聞き付いて立てるに...」

[訳]:物(琴)の音に聞き入って立っている間に...

※「聞き付い」は「聞き付く」の連用形「聞き付き」のイ音便。




②カ行下二段活用

未然形ききつけ
連用形ききつけ
終止形ききつく
連体形ききつくる
已然形ききつくれ
命令形ききつけよ


意味:他動詞

聞きつける、聞いて気づく

[出典]伊勢物語
「いみじう泣く人あるを聞きつけて、とどめてとりかへし給うてけり。」

[訳]:ひどく泣いている人がいるのを聞きつけて、(男を)引き止めて(二条の后を)お取り返しなさったのでした。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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