解説
伊勢物語に登場する男性は、
在原業平がモデルではないかとされています。「芥川」で男が連れ出した女性は、在原業平が本当に連れ出した
藤原高子(のちの清和天皇の奥さん)と言われています。藤原高子は鬼に食べられたのではなく、娘を盗まれたと気づいた藤原家が取り返していったのですが、これを物語風に鬼に食べられたとしているのです。
品詞分解
※品詞分解:
伊勢物語『芥川』の品詞分解
単語
| (※1)神 | 雷 |
| (※2)いみじう | 形容詞「いみじ」の連用形のウ音便。「ひどく・たいそう」の意味 |
| (※3)やなぐひ | 矢を入れておく筒のようなもの |
| (※4)明けなむ | 「なむ」は願望を表す終助詞 |
| (※5)え聞かざりけり | 「え+動詞+打消」で「とても〜することができない」 |
| (※6)若う | 連用形「若く」のウ音便。 |
練習問題にチャレンジ!
伊勢物語『芥川(白玉か)』テストで出題されそうな問題
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著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。