源氏物語『御法』
ここでは、源氏物語の『橋姫』の章から、「あなたに通ふべかめる透垣の〜」から始まる部分の品詞分解をしています。
前回のテキスト
「近くなるほどに〜」の品詞分解
品詞分解
※名詞は省略してあります。
あなた(代名詞)
に(格助詞)
通ふ(ハ行四段活用・終止形)
べか(推量の助動詞・連体形・撥音便の無表記)
める(推定の助動詞・連体形)
透垣
の(格助詞)
戸
を(格助詞)
少し(副詞)
押し開け(カ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
見(マ行上一段活用・連用形)
給へ(尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・已然形)
ば(接続助詞)、
月
をかしき(形容詞・シク活用・連体形)
ほど
に(格助詞)
霧りわたれ(ラ行四段活用・命令形)
る(存続の助動詞・連体形)
を(格助詞)
眺め(マ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
簾
を(格助詞)
短く(形容詞・シク活用・連用形)
巻き上げ(ガ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
人々
ゐ(ワ行上一段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・終止形)。
簀子
に(格助詞)、
いと(副詞)
寒げに(形容動詞・ナリ活用・連用形)、
身
細く(形容詞・ク活用・連用形)
萎えばめ(マ行四段活用・命令形)
る(存続の助動詞・連体形)
童
一人、
同じ(形容詞・シク活用・連体形)
さま
なる(断定の助動詞・連体形)
大人
など(副助詞)
ゐ(ワ行上一段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・終止形)。
内
なる(存在の助動詞・連体形)
人、
一人
柱
に(格助詞)
少し(副詞)
ゐ隠れ(ラ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
琵琶
を(格助詞)
前
に(格助詞)
置き(カ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
撥
を(格助詞)
手まさぐり
に(格助詞)
し(サ行変格活用・連用形)
つつ(接続助詞)
ゐ(ワ行上一段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
に(格助詞)、
雲隠れ(ラ行下二段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・連用形)
つる(完了の助動詞・連体形)
月
の(格助詞)、
にはかに(形容動詞・ナリ活用・連用形)
いと(副詞)
明かく(形容詞・ク活用・連用形)
さし出で(ダ行下二段活用・連用形)
たれ(完了の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、