「ばかり」の意味・活用・使用例【副助詞】
このテキストでは、古文単語「
ばかり」の意味、解説とその使用例を記している。
副助詞
■意味1
(範囲や程度を表し)
〜ほど、〜ぐらい。
[出典]:
若紫・北山の垣間見 源氏物語
「四十余
ばかりにて、いと白うあてにやせたれど、面つきふくらかに...」
[訳]:四十歳すぎ
ほどで、とても(色が)白く上品でやせてはいますが、顔つきはふっくらとしていて...
■意味2
(限定を表し)
〜だけ、〜のみ。
[出典]:桐壷 源氏物語
「月影ばかりぞ、八重葎にも障らず、差し入りたる。」
[訳]:月の光だけが、生い茂ったつる草にも妨げられないで、差し込んでいる。