notをうまく使いわけよう
否定文を作るときにつく「
not」。
例えばdo notの場合はdon't、is notのときはisn't、cannotのときはcan'tのように省略して表示することがあります。
ところがこれはいつでも省略すればいいというわけではなく、使い方によってニュアンスが変わってくるということをみなさんご存知でしょうか?
もちろんdo notをdon't、is notをisn'tとしても文法的には意味は通りますが、ここでは会話するときに、相手にどのような印象を与えるのかということについて説明したいと思います。
notの与える印象
このように省略ができる言葉は、
文語(文章やメール)で使うか、
口語(会話)で使うかによって
ニュアンスが変わってきます。
省略を使った文章にはフレンドリーなニュアンスが含まれています。逆を言うと、省略をしないと少し堅苦しく聞こえてしまいます。
ですので、
論文やビジネスでのメールのやりとりといったフォーマルな場所で使用をする場合は、子供っぽさやフレンドリーといった印象を相手に与えないように、省略はなるべく避けたほうが良いでしょう。
省略が頻繁に使われているのは、友人同士でのメールやチャットといったシチュエーションです。
一方で、先ほども述べたように、口語の場合では逆に省略をしないと堅苦しく聞こえてしまいます。ところが
時にはあえて省略をしないような場合もあります。
例えば次のような場合です。
“I donot like it!” (それ、大嫌いです。)
I don't like itだと「私は、嫌いです」というニュアンスになりますが、省略をしなければ、例文のように、意味を強調することができます。
いかがでしたでしょうか。
英語は言葉です。文法だけではなく話せるようになるために、このような言葉のニュアンスを学ぶのも面白いかもしれませんね。