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古文単語「こころざし/志」の意味・解説【名詞】

著者名: 走るメロス
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こころざし/志

このテキストでは、古文単語「こころざし/志」の意味、解説とその使用例を記している。

名詞

意味1

意向、目的、本意

[出典]:伊勢物語
「年ごろ経て、女のもとに、なほこころざし果たさむとや思ひけむ、男、歌をよみてやれりけり。」

[訳]:数年たって、女のところへ、やはり(かねてからの)本意を果たそうと思ったのだろうか、男は、歌を詠んで贈った。


意味2

誠意、好意、愛情

[出典]月やあらぬ 伊勢物語
「本意にはあらで、こころざし深かりける人、行きとぶらひけるを...」

[訳]:(初めは)本心ではなく、(次第に)愛情を深く寄せていった人が、訪れていたのですが...




意味3

贈り物、贈り物をすること

[出典]帰京 土佐日記
「いとはつらく見ゆれど、こころざしはせむとす。 」

[訳]:とても薄情だと思うけれど、(お礼の)贈り物はしようと思う。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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