「まうづとしけれど、しばしばえまうでず。」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
まうづとしけれど、
しばしばえまうでず。
現代語訳・口語訳・意味
(男は京都で宮仕えをしており、母親に会いに長岡に)
参上しようとはしたのですが、たびたびはとても参上することができずにいます。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| まうづ | ダ行下二段活用「まうづ」の終止形 | 「行く」の謙譲語:作者→母 |
| と | 格助詞 | ー |
| し | サ行変格活用「す」連用形 | ー |
| けれ | 過去の助動詞「けり」の已然形 | ー |
| ど、 | 接続助詞 | ー |
| しばしば | 副詞 | ー |
| え | 副詞 | ー |
| まうで | ダ行下二段活用「まうづ」の未然形 | 「行く」の謙譲語:作者→母 |
| ず。 | 打消の助動詞「ず」の終止形 | ー |
主な出典
【伊勢物語「さらぬ別れ」】
昔、男ありけり。身は
いやしながら、母なむ
宮なりける。その母長岡といふ所に
住み給ひけり。子は京に宮仕へしければ、
まうづとしけれど、
しばしばえまうでず。ひとつ子にさへありければ、いと
かなしうし給ひけり。
さるに、しはすばかりに、とみの事とて、御ふみあり。
おどろきて見れば、歌あり。