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古文単語「まうづ/詣づ」の意味・解説【ダ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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まうづ/詣づ

このテキストでは、ダ行下二段活用の動詞「まうづ/詣づ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ダ行下二段活用

未然形まうで
連用形まうで
終止形まうづ
連体形まうづる
已然形まうづれ
命令形まうでよ


意味1:自動詞

(「行く」の謙譲語で)
参上する、お伺いする

[出典]さらぬ別れ 伊勢物語
「母長岡といふ所に住み給ひけり。子は京に宮仕へしければ、まうづとしけれど、しばしばえまうでず。」

[訳]:母親は、長岡という所に住んでいらっしゃいました。子どもは京都で宮仕えをしていたので、(母親に会いに長岡に)参上しようとはしましたが、たびたびは参上することができずにいます。


意味2:自動詞

(神社や寺などに)
お参りする、参詣する

[出典]:蜻蛉日記
「十八日に、清水へまうづる人に、又しのびてまじりたり。」

[訳]:十八日に、清水寺へと参詣する人(の中)に、またこっそりと加わった。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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