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ことば / 単語 古文単語「おる/下る/降る」の意味・解説【ラ行上二段活用】
著者名:
走るメロス
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おる/下る/降る
このテキストでは、ラ行上二段活用の動詞「 おる/下る/降る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行上二段活用
未然形 | おり |
連用形 | おり |
終止形 | おる |
連体形 | おるる |
已然形 | おるれ |
命令形 | おりよ |
■意味1:自動詞
(高いところや乗り物から)
おりる、下に移動する。
[出典]: 高名の木登り 徒然草
「『過ちすな。心して 降りよ。』」
[訳]:怪我をするな。気をつけて おりなさい。
■意味2:自動詞
(貴人の前から)
退出する、退く。
[出典]: 宮に初めて参りたるころ 枕草子
「暁には、とく 下りなむといそがるる。」
[訳]:夜明け前には、早く退出しようと気がせかれます。
■意味3:自動詞
退位する。
[出典]: 花山院の出家 大鏡
「帝 おりさせ給ふと見ゆる天変ありつるが...」
[訳]:天皇がご 退位なさると思われる天の異変がありますが...
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清少納言,
枕草子,
徒然草,
単語,
古文単語,
大鏡,
高名の木登り,
兼好法師,
解説,
意味,
花山院の出家,
宮に初めて参りたるころ,
降る,
おる,
下る,
ラ行上二段活用,
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
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