y=a(x−p)²のグラフ
y=ax²のグラフの書き方についてはすでに学習済みかと思います。
ここでは"y=(x−2)²"のような、
"y=a(x−p)²"の形をした2次関数のグラフの書き方について解説していきましょう。
"y=x²"と"y=(x−2)²"のグラフの関係
まず試しに"y=x²"のグラフを書いてみましょう。
"y=a(x−p)²"のグラフは、"y=ax²"のグラフを平行移動させたものです。教科書にはいろいろと書いてあるかもしれませんが、まずは次のことを覚えましょう。
"y=a(x−p)²"のグラフは、"y=ax²"のグラフをx軸の方向にp平行移動する
※"y=a(x−p)²のときはx軸の正の方向に、"y=a(x+p)²のときはx軸の負の方向に
つまり"y=(x−2)²"のグラフは、"y=x²"のグラフをx軸方向に2移動させるので、次のグラフとなります。
頂点の座標はどう変化するか
グラフをx軸方向に平行移動させたときに、頂点の座標がどう変化するのかについて考えてみましょう。"y=x²"の頂点は(0、0)ですが、グラフを移動したことによって頂点の座標も変化します。
"y=ax²"のグラフを平行移動して"y=a(x−p)²"としたとき、そのグラフの頂点は(p、0)となる。