たたかふ/戦ふ/闘ふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「
たたかふ/戦ふ/闘ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ハ行四段活用
未然形 | たたかは |
連用形 | たたかひ |
終止形 | たたかふ |
連体形 | たたかふ |
已然形 | たたかへ |
命令形 | たたかへ |
■意味1:自動詞
争う、戦う、戦闘する。
[出典]:
かぐや姫の昇天 竹取物語
「内外なる人の心ども、物におそはるるやうにて、あひ
戦はむ心もなかりけり。」
[訳]:家の中にいる人たち、外にいる人たちの心は、物怪に襲われたようで、
戦おうという心もありませんでした。
■意味2:自動詞
優劣を競い合う、勝負する。
[出典]:播磨国風土記
「大倭の国の畝火、香久、耳梨、三つの山あひたたかふと聞かして...」
[訳]:大倭の国の畝火山、香久山、耳梨山の三つの山が優劣を競い合うとお聞きになって...