新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「すきずきし/好き好きし」の意味・解説【形容詞シク活用】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
すきずきし/好き好きし

ALT

形容詞・シク活用

未然形すきずきしくすきずきしから
連用形すきずきしくすきずきしかり
終止形すきずきし
連体形すきずきしきすきずきしかる
已然形すきずきしけれ
命令形すきずきしかれ


意味1

好色めいている、恋愛に執着している、色好みだ

[出典]:箒木 源氏物語
好き好きしき心のすさびにて...」

[訳]好色めいた心の気まぐれで...


意味2

風流だ、風雅を理解している、物好きである

[出典]うきたる世 紫式部日記
「朝霧の絶え間に見わたしたるは、げに老いも退きぬべき心地するに、なぞや、まして、思ふことの少しもなのめなる身ならましかば、すきずきしくももてなし、若やぎて、常なき世をも過ぐしてまし...」

[訳]:朝霧の絶え間に遠く広くみた光景は、なるほど(菊が長寿の花という昔からのいわれの通り)老いも後退してしまいそうな気がするのは、なぜだろう、まして(私とは違って)、悩みが少しでも平凡な身であるならば、風雅を理解しているように振る舞い、若々しく振る舞い、無情な世をも(楽しく)過ごすだろうに...

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 9,127 pt 
 役に立った数 3 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。