たわわなり/撓なり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「
たわわなり/撓なり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | たわわなら | ◯ |
連用形 | たわわなり | たわわに |
終止形 | たわわなり | ◯ |
連体形 | たわわなる | ◯ |
已然形 | たわわなれ | ◯ |
命令形 | たわわなれ | ◯ |
■意味
しなう様子、たわむ様子。
[出典]:
神無月のころ 徒然草
「かくてもあられけるよと、あはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝も
たわわになりたるが...」
[訳]:こんな様子でも(住んで)いることができるのだなぁと、しみじみと思っていると、向こうの庭に、大きな柑子(みかん)の木で、枝が
しなうほど(実が)なっているのですが...