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「いはけなくかいやりたる額つき」の現代語訳・品詞分解・敬意の向き

著者名: 走るメロス
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「いはけなくかいやりたる額つき」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

面つきいとらうたげにて、眉のわたりうちけぶりいはけなくかいやりたる額つき、髪ざし、いみじううつくし


現代語訳・口語訳・意味

顔つきがたいそうかわいらしく、眉のあたりがほんのりと美しく見え、あどけなく(髪を)かき上げた額の様子、髪の生え具合が、たいそうかわいらしいです。


品詞分解

単語品詞敬意の向き
いはけなくク活用の形容詞「いはけなし」の連用形
かいやりラ行四段活用・連用形。「かいやる」は「かきやる」のイ音便からなった言葉
たる完了の助動詞・連体形
額つき、名詞




主な出典

源氏物語「若紫・北山の垣間見」
面つきいとらうたげにて、眉のわたりうちけぶり、いはけなくかいやりたる額つき、髪ざし、いみじううつくし。ねびゆかむさまゆかしき人かなと、目とまり給ふ。さるは、限りなう心を尽くし聞こゆる人に、いとよう似奉れるが、まもらるるなりけりと思ふにも、涙ぞ落つる。
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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