次の2次不等式をとけ
(1)-2x²+6x-4>0
(2)-2x²+6x-4<0
ここでは、x²にマイナスがついた2次不等式の解き方についてみていく。少しこつが必要だが、基本中の基本なのでしっかりとおさえておきたい。
(1)-2x²+6x-4>0
まず-2x²+6x-4=0という2次方程式について考えてみる。
このような不等式を解くとき、x²にマイナスがついていると計算やっかいなので、両辺に-1をかけて2x²-6x+4=0としてから計算を解く人もいるだろう。
2次不等式を解くのにも、同じテクニックが使える。しかし、2次方程式と同じように
2次不等式の両辺に-1をかけた場合、不等号が逆の向きになる。つまり
-2x²+6x-4>0 の両辺に-1をかけると
2x²-6x+4
<0 となるのだ。ここを必ずおさえておこう。
あとはいつも通りに2次不等式を解くだけである。
2x²-6x+4=0とした場合、この方程式を満たすxの値は、x=1,2である。このことから2x²-6x+4<0を満たすxの範囲は、1<x<2となる。
(2)-2x²+6x-4<0
こちらも同じように両辺に-1をかけると、2x²-6x+4
>0と不等号の向きが逆になる。あとはこの不等式を解いて、x<1、2<xを求めることができる。
不等式の両辺にマイナスをかけるときは、不等号の向きが逆になることに注意