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古文単語「わづらふ/煩ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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わづらふ/煩ふ

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ハ行四段活用

未然形わづらは
連用形わづらひ
終止形わづらふ
連体形わづらふ
已然形わづらへ
命令形わづらへ


意味1:自動詞

思い悩む、思い苦しむ、煩わしく思う

[出典]:名利に使はれて 徒然草
「身の後には、金をして北斗を支ふとも、人のためにぞわづらはるべき。」

[訳]:自分の死後には、黄金をもって北斗星を支えるほど(財産を残したとし)でも、(残された)人にはきっと煩わしく思われるだろう。


意味2:自動詞

病気になる、病気で苦しむ

[出典]にくきもの 枕草子
「にはかにわづらふ人のあるに、験者もとむるに...」

[訳]:急に病気で苦しむ人がいるので、(祈祷を行う)修験者を探すのだが...


意味3:自動詞

難儀する、苦労する

[出典]:二月七日 土佐日記
「七日。今日、川尻に舟入りたちて、漕ぎ上るに、川の水干て悩みわづらふ。」

[訳]:七日。今日、河口に舟が立ち入って、(川を)漕ぎ上るが、川の水がひいて(減って)おり(漕ぎ上がるのに)苦労し難儀する


意味4:補助動詞

〜しかねる、〜するのに苦労する

※この用法の場合、動詞の連用形について用いられる。
[出典]:蜻蛉日記
「いらへわづらひて、はてはものも言はねば...」

[訳]:返事しかねて、しまいには物も言わずにいると...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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