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文法 / 文法 宇治拾遺物語『虎の鰐取りたること』の品詞分解
著者名:
走るメロス
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宇治拾遺物語『虎の鰐取たること』の品詞分解
このテキストでは、 宇治拾遺物語の一節『 虎の鰐取たること』の品詞分解を記しています。
※現代語訳: 宇治拾遺物語『虎の鰐取りたること』のわかりやすい現代語訳と解説
宇治拾遺物語とは
宇治拾遺物語は13世紀前半ごろに成立した説話物語集です。編者は未詳です。
品詞分解
※名詞は省略してあります。
これ(代名詞)
も(係助詞)
今
は(格助詞)
昔、
筑紫
の(格助詞)
人、
商ひ
し(サ行変格活用・連用形)
に(格助詞)
新羅
に(格助詞)
渡り(ラ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
が(接続助詞)、
商ひ
果て(タ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
帰る(ラ行四段活用・連体形)
道
に(格助詞)、
山
の(格助詞)
根
に(格助詞)
沿ひ(ハ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
舟
に(格助詞)
水
汲み入れ(ラ行下二段活用・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
とて(格助詞)、
水
の(格助詞)
流れ出で(ダ行下二段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
所
に(格助詞)
舟
を(格助詞)
とどめ(マ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
水
を(格助詞)
汲む(マ行四段活用・終止形)。
そ(代名詞)
の(係助詞)
ほど、
舟
に(格助詞)
乗り(ラ行四段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
者、
舟ばた
に(格助詞)
ゐ(ワ行上一段活用・連用形)
て(接続助詞)、
うつぶし(サ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
海
を(格助詞)
見れ(マ行上一段活用・已然形)
ば(接続助詞)、
山
の(格助詞)
影
うつり(ラ行四段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・終止形)。
高き(形容詞・ク活用・連体形)
岸
三、四十丈
ばかり(副助詞)
余り(ラ行四段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
上
に(格助詞)、
虎
つづまり(ラ行四段活用・連用形)
ゐ(ワ行上一段活用・連用形)
て(接続助詞)
物
を(格助詞)
うかがふ(ハ行四段活用・終止形)。
そ(代名詞)
の(格助詞)
影水
に(格助詞)
うつり(ラ行四段活用・連用形)
たり(存続の助動詞・終止形)。
そ(代名詞)
の(格助詞)
時
に(格助詞)
人々
に(格助詞)
告げ(ガ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
水
汲む(マ行四段活用・連体形)
者
を(格助詞)
急ぎ(ガ行四段活用・連用形)
呼び(バ行四段活用・連用形)
乗せ(サ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)、
手
ごと(接尾語)
に(格助詞)
櫓
を(格助詞)
押し(サ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
急ぎ(ガ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
舟
を(格助詞)
出だす(サ行四段活用・終止形)。
そ(代名詞)
の(格助詞)
時
に(格助詞)
虎
躍りおり(ラ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
舟
に(格助詞)
乗る(ラ行四段活用・連体形)
に(接続助詞)、
舟
は(係助詞)
とく(形容詞・ク活用・連用形)
出づ(ダ行下二段活用・終止形)。
虎
は(係助詞)
落ち来る(カ行変格活用・連体形)
ほど
の(格助詞)
あり(ラ行変格活用・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
今(副詞)
一丈
ばかり(副助詞)
を(格助詞)
え(副詞)
躍りつか(カ行四段活用・未然形)
で(接続助詞)、
海
に(格助詞)
落ち入り(ラ行四段活用・連用形)
ぬ(完了の助動詞・終止形)。
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