うちながむ/打ち眺む
このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「
うちながむ/打ち眺む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
マ行下二段活用
未然形 | うちながめ |
連用形 | うちながめ |
終止形 | うちながむ |
連体形 | うちながむる |
已然形 | うちながむれ |
命令形 | うちながめよ |
■意味:他動詞
物思いにふけってぼんやりとする、思い沈む。
[出典]:
筒井筒 伊勢物語
「前栽の中に隠れゐて、河内へ往ぬる顔にて見れば、この女、いとよう化粧じて、
うちながめて...」
[訳]:庭の植え込みの中に隠れて座って、河内へと行ってしまったふりをして見ていると、この女は、たいへん美しく化粧をして、
物思いにふけりながら...