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9_80 ことば / 単語

古文単語「かく/駆く/駈く」の意味・解説【カ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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「かく/駆く/駈く」の意味・活用・使用例【カ行下二段活用】

このテキストでは、カ行下二段活用の動詞「かく/駆く/駈く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

動詞「かく」には
欠く
②駆く/駈く
③舁く
④掛く/懸く
⑤掻く
などの用法があるが、ここでは「②駆く/駈く」を扱う。
カ行下二段活用

未然形かけ
連用形かけ
終止形かく
連体形かくる
已然形かくれ
命令形かけよ


意味1:自動詞

馬に乗って走る

[出典]木曾最期 平家物語
「木曽殿は只一騎、粟津の松原へ駆け給ふが...」

[訳]:木曽殿はただ1騎で、粟津の松原へ馬に乗って走りなさるが...


意味2:自動詞

馬に乗って攻める

[出典]木曾最期 平家物語
「『昔は聞きけん物を、木曾の冠者、今は見るらむ。左馬頭兼伊予守朝日の将軍源義仲ぞや。甲斐の一条次郎とこそ聞け。たがひによきかたきぞ。義仲うって、兵衛佐にみせよや。』とて、をめいて駆く

[訳]:「昔耳にしたことがあるであろう、木曾の冠者(自分のこと)を、今は目にしていることであろうよ。(私が)左馬頭兼伊予守朝日の将軍源義仲である。(お前は)甲斐の一条次郎と聞く。お互いに(打ち合うには)いい敵だ。義仲を討ち取って、兵衛佐に見せるがよい。」と大声で叫んで馬に乗って攻めて行く

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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