「こがる/焦がる」の意味・活用・使用例【ラ行下二段活用】
このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「
こがる/焦がる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行下二段活用
| 未然形 | こがれ |
| 連用形 | こがれ |
| 終止形 | こがる |
| 連体形 | こがるる |
| 已然形 | こがるれ |
| 命令形 | こがれよ |
■意味1:自動詞
焦げる、焼かれて変色する。
[出典]:真木柱 源氏物語
「昨夜のは焼けとほりて、うとましげに焦がれたるにほひなどもことやうなり。」
[訳]:昨夜の(灰をかけた直衣)には焼け穴ができて、気味悪く焦げた臭いなども異様である。
■意味2:自動詞
香をたきしめる。
[出典]:太平記
「取る手もくゆるばかりに焦がれたる紙に...」
[訳]:取りあげる手まで香が立ち上るほどに香をたきしめた紙に...
■意味3:自動詞
恋焦がれる。
[出典]:
百人一首 権中納言定家
「来ぬ人を まつほの浦の 夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
[訳]:逢いに来てくれない人を待ち、松帆の浦の夕凪の頃に海辺で藻塩をじりじりと焼く火のように、私は身が
こがれんばかりにあなたのことを
恋い慕い続けているのです。