「さるは、便りごとに物も絶えず得させたり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
中垣こそあれ、一つ家の
やうなれば、
望みて
預かれるなり。
さるは、
便りごとに物も
絶えず得させたり。
現代語訳・口語訳・意味
(隣の家とを隔てる)垣根はあるけれど、(隣の家と私の家とは)一軒の家のようなものなので、(お隣さんが)望んで管理を引き受けたのだ。
そうではあるが、機会のあるごとに(お礼の)品を(お隣には)絶えず与えてきたのだ。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| さるは、 | 接続詞 |
| 便りごと | 名詞+接尾語 |
| に | 格助詞 |
| 物 | ー |
| も | 係助詞 |
| 絶えず | 副詞 |
| 得 | ア行下二段活用「う」の未然形 |
| させ | 使役の助動詞「さす」の連用形 |
| たり。 | 完了の助動詞「たり」の終止形 |
主な出典
【土佐日記「帰京」】
中垣こそあれ、一つ家のやうなれば、望みて預かれるなり。さるは、便りごとに物も絶えず得させたり。今宵、「かかること。」と、声高にものも言はせず。いとはつらく見ゆれど、こころざしはせむとす。