あづかる/預かる
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
あづかる/預かる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「あずかる」には、
①
与る
②預かる
などの用法があるが、ここでは「②預かる」を扱う。
ラ行四段活用
未然形 | あづから |
連用形 | あづかり |
終止形 | あづかる |
連体形 | あづかる |
已然形 | あづかれ |
命令形 | あづかれ |
■意味:他動詞
管理する、責任をもって引き受ける。
[出典]:
帰京 土佐日記
「中垣こそあれ、一つ家のやうなれば、望みて
預かれるなり。」
[訳]:隣の家とを隔てる垣根はあるけれど、(隣の家と私の家とは)一軒の家のようなものなので、(お隣さんが)望んで
管理を引き受けたのだ。