たえず/絶えず
このテキストでは、古文単語「
たえず/絶えず」の意味、解説とその使用例を記している。
副詞
※ヤ行下二段活用「たゆ」の未然形に打消の助動詞「ず」の連用形がひとつの言葉になったもの。
■意味
絶えることなく、いつも、常に。
[出典]:
帰京 土佐日記
「中垣こそあれ、一つ家のやうなれば、望みて預かれるなり。さるは、便りごとに物も
絶えず得させたり。」
[訳]:隣の家とを隔てる垣根はあるけれど、(隣の家と私の家とは)一軒の家のようなものなので、(お隣さんが)望んで管理を引き受けたのだ。そうではあるが、機会のあるごとに(お礼の)品を(お隣には)
絶えることなく与えてある。