「奇怪に候うことなり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
「その事に候ふ。
さがなき童どもの
仕りける、
奇怪に候う事なり。」
現代語訳・口語訳・意味
「そのことでございます。いたずらな子どもたちが致しました、
けしからんことでございます。」
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 奇怪に | 形容動詞・ナリ活用「きくゎいなり」の連用形 |
| 候う | 丁寧の補助動詞・ハ行四段活用「さうらふ」の連体形 |
| こと | 名詞 |
| なり。」 | 断定の助動詞「なり」の終止形 |
主な出典
【徒然草「丹波に出雲といふ所あり」】
上人、なほゆかしがりて、おとなしく、物知りぬべき顔したる神官を呼びて、「この御社の獅子の立てられ様、定めて習ひある事に侍らん。ちと承らばや。」と言はれければ、「その事に候ふ。さがなき童どもの仕りける、奇怪に候う事なり。」とて、さし寄りて、据ゑ直して、往にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。