「いかに殿原、殊勝のことは御覧じ咎めずや」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
「あな
めでたや。この獅子の立ち様、いと
めづらし。深き故あらん。」と涙ぐみて、「
いかに殿原、
殊勝の事は
御覧じ咎めずや。
無下なり。」と言へば...
現代語訳・口語訳・意味
「ああ、素晴らしいことだ。この獅子の立ち方はとても珍しい。深いわけがあるのだろう。」と涙ぐんで、「
ちょっとみなさん、(狛犬らの置かれ方の)おごそかなことには御覧になって不思議にお思いにならないのですか。まったくひどい。」と言うので...
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 「いかに | 副詞 |
| 殿原、 | 名詞 |
| 殊勝 | 形容動詞・ナリ活用「しゅしょうなり」の語幹 |
| の | 格助詞 |
| 事 | 名詞 |
| は | 係助詞 |
| 御覧じとがめ | マ行下二段活用「ごらんじとがむ」の未然形またはサ行変格活用「ごらんず」の連用形+マ行下二段活用「とがむ」の未然形 |
| ず | 打消の助動詞「ず」の終止形 |
| や。 | 終助詞 |
主な出典
【徒然草「丹波に出雲といふ所あり」】
御前なる獅子・狛犬、背きて、後さまに立ちたりければ、上人、いみじく感じて、「あなめでたや。この獅子の立ち様、いとめづらし。深き故あらん。」と涙ぐみて、「いかに殿原、殊勝の事は御覧じ咎めずや。無下なり。」と言へば...