ごらんじとがむ/御覧じ咎む
このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「
ごらんじとがむ/御覧じ咎む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
マ行下二段活用
未然形 | ごらんじとがめ |
連用形 | ごらんじとがめ |
終止形 | ごらんじとがむ |
連体形 | ごらんじとがむる |
已然形 | ごらんじとがむれ |
命令形 | ごらんじとがめよ |
■意味1:他動詞
(「見咎む」の尊敬語で)
御覧になって不思議にお思いになる、見とがめなさる。
[出典]:
丹波に出雲といふ所あり 徒然草
「いかに殿原、殊勝の事は御覧じ
咎めずや。無下なり。」
[訳]:ちょっとみなさん、(狛犬らの置かれ方の)おごそかなことには
御覧になって不思議にお思いにならないのですか。まったくひどい。