「あなめでたや」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
御前なる獅子・狛犬、
背きて、
後さまに立ちたりければ、上人、
いみじく感じて、「あな
めでたや。この獅子の立ち様、いと
めづらし。深き故あらん。」と涙ぐみて...
現代語訳・口語訳・意味
(社殿の)御前にある獅子と狛犬が、背中を向けて、後ろ向きに立っていたので、上人は、とても感激して、「
ああ、素晴らしいことだ。この獅子の立ち方はとても珍しい。深いわけがあるのだろう。」と涙ぐんで...
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 「あな | 感動詞 |
| めでた | 形容詞・ク活用「めでたし」の語幹 |
| や。 | 間投助詞 |
主な出典
【徒然草「丹波に出雲といふ所あり」】
御前なる獅子・狛犬、背きて、後さまに立ちたりければ、上人、いみじく感じて、「あなめでたや。この獅子の立ち様、いとめづらし。深き故あらん。」と涙ぐみて、「いかに殿原、殊勝の事は御覧じ咎めずや。無下なり。」と言へば...
【栄花物語「かかやく藤壺」】
さぶらふ人々、「あなめでたや。此の世のめでたきことには、ただ今の我等がまじらひをこそせめ」とぞ、いひ思ひける。