「世になく清らなる玉の男御子」の現代語訳・口語訳・意味
原文
世になく
清らなる玉の男御子さへ
生まれ給ひぬ。
現代語訳・口語訳・意味
世にまたとないほど清らかで美しい宝石のような御子までもがお生まれになりました。
品詞分解
| 世 | 名詞 |
| に | 格助詞 |
| なく | ク活用の形容詞「なし」の連用形 |
| 清らなる | ナリ活用の形容動詞「きよらなり」の連体形 |
| 玉 | 名詞 |
| の | 格助詞 |
| 男御子 | 名詞 |
主な出典
【源氏物語「桐壷・光源氏の誕生」】
前の世にも御契りや深かりけむ、世になく清らなる玉の男御子さへ生まれ給ひぬ。