はふ/這ふ/延ふ
このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「
はふ/這ふ/延ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「はふ」には
①這ふ/延ふ
②延ふ
などの用法があるが、ここでは「①這ふ/延ふ」を扱う。
ハ行四段活用
未然形 | はは |
連用形 | はひ |
終止形 | はふ |
連体形 | はふ |
已然形 | はへ |
命令形 | はへ |
■意味1:自動詞
腹ばいになって進む、はうようにして進む。
[出典]:
うつくしきもの 枕草子
「二つ三つばかりなるちごの、急ぎて
はひくる道に、いと小さきちりのあり(※1)けるを目ざとに見つけて...」
[訳]:2、3歳ぐらいの子どもが、急いで
はってくる途中に、ほんの小さなほこりがあったのを目ざとく見つけて...
■意味2:自動詞
(植物のつるなどが)
はいのびる。