円に内接する四角形
AB=7、BC=5、CD=4とする次の図形で、
(1)辺ACの長さを求めよ
(2)ADの長さを求めよ
(3)四角形ABCDの面積を求めよ
という問題を一緒に問いてみましょう。
■補助線を引く
まず、解りやすくするために補助線を1本引きます。
みなさん、どこに引けばいいのか考えてみてください。
点Aと点Cを結ぶ補助線を引きます。
こうすることで、三角形ABCと三角形ACDという2つの三角形を使って考えることができます。
【1】辺ACについて求めよ。
ここでは三角形ABCに
余弦定理を当てはめます。みなさん、余弦定理は覚えていますか?
覚えていない方のために少し復習しましょう。覚えている方は飛ばしていただいて構いません。
■余弦定理
余弦定理とは、三角形ABCにおいてそのを辺a、b、cとしたときに
が成り立つという法則でした。
余弦定理を当てはめる
これを上記の三角形ABCに当てはめると
これを展開して
ここで cos60°=1/2 なので
となります。
(
cos60°=1/2 は決まりごとですので、考えないでしっかりと覚えてください)
AC>0なので、
が答えとなります。
■次は辺ADの長さ