正弦定理を使った計算
正弦定理を使って、簡単な計算問題を解いてみましょう。
△ABCにおいて、a=12、∠A=45°、∠B=60°のときに辺bの長さと、△ABCの外接円の半径の長さを求めなさい
角の大きさと、それに対応する辺の長さが与えられている場合、正弦定理を用いることができます。正弦定理とは、
でしたね。
まずは△ABCを図示してみましょう。
正弦定理より、
、
ですので
が正解となります。
続いて、外接円の半径の長さですね。
これも正弦定理で求められます。外接円の半径をRとすると
ゆえに
が正解です。
以上のように、正弦定理の問題では
を利用して、
各辺の長さを求める問題と
を利用して、
三角形の外接円の半径を求める2タイプの問題があります。
図形の角度や辺の長さを求める問題では、必ず図示してから解くようにしましょう。イージーミスをなくすのにつながります。