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ことば / 単語 古文単語「のどけし/長閑けし」の意味・解説【形容詞ク活用】
著者名:
走るメロス
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のどけし/長閑けし
このテキストでは、ク活用の形容詞「 のどけし/長閑けし」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | のどけく | のどけから |
連用形 | のどけく | のどけかり |
終止形 | のどけし | ◯ |
連体形 | のどけき | のどけかる |
已然形 | のどけけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | のどけかれ |
■意味1
のどかだ、穏やかだ、うららかだ。
[出典]: 渚の院 伊勢物語
「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし 」
[訳]:この世の中に、全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなに のどかであることでしょう。
■意味2
ゆったりしている、のんびりしている、落ち着いている。
[出典]: あだし野の露消ゆるときなく 徒然草
「つくづくと一年を暮らすほどだにも、こよなう のどけしや。」
[訳]:しみじみと一年を暮らすだけでさえも、この上なく ゆったりとしていることです。
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徒然草,
単語,
形容詞,
ク活用,
古文単語,
兼好法師,
伊勢物語,
解説,
渚の院,
意味,
あだし野の露消ゆるときなく,
のどけし,
長閑けし,
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
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