底の変換公式
ここでは、
対数の分野で使う公式の1つ、
底の変換公式の証明をしていきます。底の変換公式とは、
a、b、cが正の数でa≠1、b≠1、c≠1のとき

でしたね。
底の変換公式の証明
とおきます。このlogを含んだ式を指数の形にしてみましょう。
ここで、

ー①
とおいて、cを底(c>0、c≠1)とするAの対数を考えてみましょう。
cは任意の数です。とりあえず自分の好きな数字と思ってもらって構いません。
①より

ー②
対数の性質公式の証明"logaMⁿ=nlogaM"より、
このことから②式は、

ー③
ここで、最初に
とおいたことを思い出しましょう。これにより③式は、
となり、公式が成り立つことがわかります。