判別式とは
a≠0のとき、"ax²+bx+c=0"の解の個数について考えてみましょう。
"ax²+bx+c=0"を解いて解の個数を数えればOKです。しかしこれでは時間がかかってしまうので、とある式を用いることで、わざわざ2次方程式を解かなくても解の個数を把握することが可能です。それが
判別式です。
<判別式>
D=b²−4ac
a≠0のとき、"ax²+bx+c=0"において、
b²−4acのことを判別式といい、Dで表します。
判別式を用いて解の個数を調べる
では、どうやってこの判別式で解の個数を調べるかですが、次の3つのことを覚えましょう。
D>0のとき、異なる2つの実数解をもつ
D=0のとき、1つの実数解をもつ
(1つの解のことを"重解"という)
D<0のとき、実数解は0個
判別式の不等号で解の個数がわかるんですね。
では早速、練習問題を通して、判別式に慣れていきましょう。