「なほ憂しと思ひつつなむありける」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
なほ
憂しと思ひつつなむ
ありける。
現代語訳・口語訳・意味
やはり(会えないことが)つらいと思いながら過ごしていました。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| なほ | 副詞 | ー |
| 憂し | ク活用の形容詞「うし」の終止形 | ー |
| と | 格助詞 | ー |
| 思ひ | ハ行四段活用「おもふ」の連用形 | ー |
| つつ | 接続助詞 | ー |
| なむ | 強意の係助詞・係り結び | ー |
| あり | ラ行変格活用「あり」の連用形 | ー |
| ける。 | 過去の助動詞「けり」の連体形・係り結び | ー |
主な出典
【伊勢物語「月やあらぬ」】
昔、東の五条に大后の宮おはしましける西の対に、住む人ありけり。それを、本意にはあらで、こころざし深かりける人、行きとぶらひけるを、正月の十日ばかりのほどに、ほかに隠れにけり。あり所は聞けど、人の行き通ふべき所にもあらざりければ、なほ憂しと思ひつつなむありける。