「ほかに隠れにけり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
正月の十日
ばかりのほどに、ほかに
隠れにけり。
現代語訳・口語訳・意味
(彼女は)1月の10日あたりに、
他の場所に姿を消してしまいました。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| ほか | ー | ー |
| に | 格助詞 | ー |
| 隠れ | ラ行下二段活用「かくる」の連用形 | ー |
| に | 完了の助動「ぬ」の連用形 | ー |
| けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 | ー |
主な出典
【伊勢物語「月やあらぬ」】
昔、東の五条に大后の宮おはしましける西の対に、住む人ありけり。それを、本意にはあらで、こころざし深かりける人、行きとぶらひけるを、正月の十日ばかりのほどに、ほかに隠れにけり。あり所は聞けど、人の行き通ふべき所にもあらざりければ、なほ憂しと思ひつつなむありける。