「ふるし/古し/旧し」の意味・活用・使用例【形容詞ク活用】
このテキストでは、ク活用の形容詞「
ふるし/古し/旧し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
| 未然形 | ふるく | ふるから |
| 連用形 | ふるく | ふるかり |
| 終止形 | ふるし | ◯ |
| 連体形 | ふるき | ふるかる |
| 已然形 | ふるけれ | ◯ |
| 命令形 | ◯ | ふるかれ |
■意味1
古い、遠い昔のことである。
[出典]:和歌こそ 徒然草
「古き歌どものやうに、いかにぞや、ことばの外に、あはれに気色覚ゆるはなし。」
[訳]:(最近の歌は)古い歌などのように、どういうわけか、言葉にされた部分以外で、しみじみと趣深く感じられるものはない。
■意味2
年を経ている、古参である、年功を積んでいる。
[出典]:
すさまじきもの 枕草子
「古き者どもの、さもえ行き離るまじきは、...」
[訳]:
古参の者たちで、そんな風に(その場を)離れることができそうもない人々は、
■意味3
古びている、古臭い、珍しくない。
[出典]:
百人一首 順徳院
「ももしきや
古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」
[訳]:宮中の
古びた軒端の忍ぐ草を見るにつけ、偲んでも偲びきれない昔(の良い時代)であることよ。