いりぎは/入り際
このテキストでは、古文単語「
いりぎは/入り際」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
(日や月が)ちょうど沈もうとするとき。
[出典]:
あこがれ/門出 更級日記
「年ごろ遊び慣れつる所を、あらはにこほち散らして、立ち騒ぎて、日の
入り際の、いとすごく霧り渡りたるに..」
[訳]:ここ数年遊びなれた家を、丸見えになるほど乱雑に壊して、大騒ぎをし、日が
ちょうど沈むときで、とても物寂しく霧が一面にたちこめているときに...
備考
同じ意味をもつ言葉に「いりかた/入り方」がある。