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古文単語「むなし/空し/虚し」の意味・解説【形容詞シク活用】

著者名: 走るメロス
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むなし/空し/虚し

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形容詞・シク活用

未然形むなしくむなしから
連用形むなしくむなしかり
終止形むなし
連体形むなしきむなしかる
已然形むなしけれ
命令形むなしかれ


意味1

空っぽである、中になにもない

[出典]内侍所都入 平家物語
「主もなきむなしき舟は...」

[訳]:乗り手のいない空っぽの舟は...


意味2

はかない、無情である

[出典]:万葉集
「世の中はむなしきものと知る時...」

[訳]:世の中ははかないものだと理解するとき...


意味3

魂がない、死んでいる

[出典]:桐壷 源氏物語
むなしき御骸を見る見る、なほおはするものと思ふが...」

[訳]魂のない御遺体を見ながら、依然として(魂が残って)いらっしゃるように思うことが...


意味4

無駄である、無益である

[出典]御法 源氏物語
「一日一夜忌むことのしるしこそは、むなしからずは侍るなれ」

[訳]:一日一夜でも出家の道にお入りになられたことの効果は、無駄ではないと申します。


意味5

事実無根である

[出典]:澪標 源氏物語
「あらはに人の知ることならねど、相人の言むなしからず。」

[訳]:真実を明白に人々が知ることではないが、人相見の予言は事実無根ではない。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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